ソウルで語られたのは、服より“丈”の話だった
ソウルファッションウィークの9日間、何が語られたのかを数えた。ランウェイの外側で、同じ要素がひたすら繰り返されていた。

ソウルファッションウィークは年に2回、東大門にあるDDP(東大門デザインプラザ)を中心に開かれる。ただ、この期間にいちばん多く写真が撮られるのはランウェイの上ではない。会場の外に集まる人たちのほうだ。
会場の外が主役になったのはいつからか
きっかけは単純で、ストリートスナップがSNSで拡散するようになったこと。招待客でなくても会場前に立てば撮られる可能性がある。結果として、会期中の会場前は「見せに来る人」で埋まるようになった。ブランドの発表よりも、そこで反復される要素のほうが、翌シーズンの街に早く降りてくる。
今季いちばん語られたのは「丈」
上を短くしたら下は必ず長く。その振り幅が去年より大きい。
会期中に最も多く引用された投稿の要約
色の話が減ったのは、飽きたからではない
色に関する語の比率は前年から下がった。ただしこれは色が重要でなくなったという意味ではなく、モノトーン中心という前提が共有されすぎて、わざわざ言及されなくなったと見るのが自然だ。差し色の話題は、小物から靴に移っている。
日本に降りてくるときの形
丈の対比は、素材や価格帯に関係なく真似できる。だから広がるのが速い。過去のシーズンでも、形の話は色の話より早く日本に届いていた。この秋、手持ちの服で試せるところから入ってくるはずだ。
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